こんにちは、増田です。
8月1日に『手ぶらでバーベキュー』会場にて、「子ども食堂」を開催致しました。バーベキューをしながら、ワイワイガヤガヤしながら、食の大切さを伝えたいと思っていました。お肉も子ども達自身で、焼いてもらいました。「危ないからやらせない」ではなく、「どういうところが危ないのか?」「なぜ危ないのか?」を理解することも、大切だと思ったからです。
冒頭で、ゲストスピーカーの方から、こんなお話がありました。
いただきますの意味を、ちゃんと考えて欲しいです。お肉も、お魚も、お野菜だって、みんなと一緒で生きているんです。生きていたものを、みんなが生きていくために食べるんです。だからなるべく残さないで欲しいです。食べ放題のお店に行っても、食べられる分だけを取ってください。残した食べ物を、ゴミ箱に捨てる人の気持ちになって欲しい。
僕も経験があるのですが、大きなホテルのキッチンにいると、ゴミ箱に捨てる量が物凄いんです。捨てる人間は、自分が残した訳ではないのに、とても嫌な気持ちになります。
お野菜一つでも。。。畑を耕し、種を蒔き、水をやり、肥料を与え、やっとの思いで収穫し、流通網を経て、料理人が調理し。。。色々な人の気持ちが集約されていて。。。しかも、生きていたものです。それを食べ残し、ゴミ箱に捨てられ。。。「いただきます」の意味って一体何だろう。。。
僕もお話を聞いていて、考えさせられました。バーベキューは、子ども達の「いただきます」で始まりました。とっても元気のいい号令でした。大きなお肉を頬張る子どもたちの中に、小学校1年生の女の子がいました。普段、ご飯を残しがちだそうです。しかしその日は、一生懸命食べていました。その子が僕に言いました──「豚さんも生きていたんだから頑張って食べる」──そう言いながら、心臓の部分を手で触っていました。幼いながら、必死に頭と心を使ったんだと思います。そして、小学校2年生のお母さんからは、「次の日に、昨日の子ども食堂の事を絵日記に書いていました」とご報告がありました。「『いただきます』の意味をちゃんと考える」って書いていたそうです。
僕は、子ども達の年齢がばらばらなので、様々な感じ方があっていいと思うのです。1年後、3年後に形になってもいいと思います。大切なことは、食べ物にも人にも優しくなることです。そうすれば、笑顔になれます。元気になれます。下を向くのではなく、前をしっかり向いて生きて欲しいです。食べ物との出会いもまた『一期一会』です。様々なことを、参加してくれた子どもたちが、それぞれに考えてくれたら幸いです。
僕は「生きるって楽しんだぜ!」ってことを、伝えていきます。子どもたちと接していると、僕もたくさんのことを教わります。「自分のために!」より「誰かのために!」の方が、遥かに強い力が出ます。「子どもたちの明るい未来のために!」僕も子どもたちに負けぬよう、精進して進みます。
〜追伸〜
今回参加してくれた保護者の方から「大人が聞いてもタメになる話なので、大人の為の食育の場をやってくれませんか?」というお話をいただきました。大人の為の食育の場、食を学ぶ場にご興味がある方、いらっしゃいますか?「私も参加したい」「そういうの興味ある」という方は、僕にメッセージをください。たくさんのご要望があれば、開催を検討させていただきます(有料開催)。
お問い合わせは【こちら】からメッセージをください。または、ご来店の際に僕に声をかけてください。よろしくお願い致します。