譲れないものもある

指で摘んだハートの形

こんばんは、増田です。

静岡市に緊急事態宣言が出されたため、先日と同様、お酒の提供を自粛し、20時までの営業とさせていただきます。期間は9月12日(日)までです。そのため、この期間はディナー営業を17時〜20時までと変更致します(※通常は17時30分から)。ランチ営業の変更はございません。蔓延防止の時と、今のところ制限が変わってなく、期間が伸びました。ボンマスダとしては、「政府の指示に従う姿勢」です。また状況が変わったら、ご連絡させていただきます。

今日はそんな状況下での僕の想いを、書かせていただきます。少しだけお付き合いください。蔓延防止、緊急事態宣言、僕ら飲食店はコロナに翻弄する日々です。「仕方のないこと」だと重々承知していますが、僕ら料理人は、お客様の笑顔を見るために生きています。朝早くから夜遅くまで仕込みをし、心身共にヘロヘロになります。大変な職業かもしれません、わりに合わないかもしれません。なのに、なぜ毎日毎日頑張ることが出来るのか。。。それは…「お客様の喜んだ顔が見たい」からです。「増田さん、美味しかったよ、また来るねー」──その一言で疲れがすっ飛びます。明日への活力になり、生きがいを感じるのです。コロナは、その場面を奪いました。緊急事態宣言が出され、休業せざるを得ないお店もたくさんあります。そのお店の中には、皆さんの大好きなお店も含まれていると思います。どうかお願い致します。そのお店に声をかけてください。電話で、SNSで、道で会った時「また行くねー」と、一声かけてください。この状況で大好きなお店の方々は、少し落ち込んでいるかもしれません。「一声」かけていただくことで、もの凄く救われるのです。自分の料理を、接客を「待ってくれている方がいる」──そのことが、折れかかった心を奮い立たせてくれます。

僕がこんなことを言うのはおこがましいのですが、困った時はお互い様です。他人を気にかける、一声かける…この文化だけはコロナに奪われたくないと、強く思っています。もちろん飲食業界以外にも、困っている方々が大勢います。こんな状況だからこそ、お互いに声を掛け合い、乗り切ることが大切ではないでしょうか。必ず大好きなお店は、さらに素敵なお料理でおもてなしをしてくれると思います。そんな【思いやり】こそが、大和魂なんだと思います。僕の大好きな言葉です。


かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め


僕自身、皆様からのご恩を、石に刻む毎日です。お互いに、そう思える世界になってほしいと、切に願います。僕は、笑顔溢れる世界が大好きです。