こんにちは、増田です。
あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します!ボンマスダは、明日のランチから通常営業に戻ります。一つ告知をさせてください。本日、1月4日(木)から『牡蠣小屋』を始めさせていただきます。場所は、マリンパークさんをお借りします(ドリプラすぐ横)。期間は、2月28日(水)まで毎日開催致します。そして、今日の14時にオープンイベントを開催致します。
【東日本復興支援・牡蠣小屋オープンイベント】
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。あれから6年…まだ復興への道のりが続いています。1月4日(木)〜2月28日(水)に開催される『牡蠣奉行』は、壊滅的な被害に遭われた東北の漁師さんから、牡蠣を毎日仕入れて提供しています。本当の復興は、本来の生業が復活し、自分たちの力で稼ぐ力を取り戻すことです。生活や経済が軌道に乗ることを祈りつつ、亡くなった方々への鎮魂の想いを込めて、東北の漁師さんをゲストにお招きして、3.11に因んで、「311」個の風船を大空へリリースします。参加は無料です。たくさんの方々のご協力を、お待ち申し上げております。本日の14時からです。牡蠣小屋までお越しください。予約などはいりません。牡蠣小屋は、去年もやらさせていただいたんですが、「なんで増田さんが牡蠣小屋をやるんですか?」というご質問を頂きましたので、ご説明させていただきます。
一昨年9月に、東北の牡蠣漁師さんからご連絡を受けました。震災で僕らの漁場は、壊滅的な被害を受けました。家族や仲間も、犠牲になりました。もう全てを諦めてしまいそうになりましたが、多くの方々の支えで、続けることが出来ました。出来たのですが。。。
「今だに風評被害で売れないのです」
一度、流通が壊れてしまうと、なかなか元には戻りません。素晴らしい牡蠣が出来ても、売れなくては意味がないんです。
「増田さん、僕らは作ることは出来ても、売ることは出来ないです。だから、増田さんみたいな料理人に協力してもらい、流通を復活させたいのです」
「そういうことでしたら、微力ですがご協力させていただきます」
全国にいる食に携わる人間たちがこの想いに立ち上がり、牡蠣小屋がスタートすることになりました(全国40会場で開催されます)。僕は常々「社会貢献」することは、自分の使命だと思っています。今回も、東北のため、全力でお手伝いさせていただきます。視察の中で「大川小学校」を訪れました(※問題を議論するつもりはありません)。慰霊碑に、亡くなられた方々のお名前と年齢が刻んでありました。
「うちの娘と同い年だ。。。」
お線香をあげながら、込み上げてくるものを、我慢することが出来ませんでした。生まれて初めて『言葉を失いました』。風評被害に苦しむ生産者達、街中に並ぶ仮設住宅。。。現地を視察させていただき「まだまだ復興はしていない」──これが僕の感想です。そして、
「俺たちはさ、募金が欲しいんじゃない、元の生活が欲しいんだよ、仕事が欲しいんだ」
最後、漁師さんから言われた言葉です。
清水も同じ港町、「対岸の火事」ではないと思うんです。いつ自分達の身に起きてもおかしくない。だからこそ、清水で牡蠣小屋を開催する意義がある、と思ったのです。この記事を読んでいるボンマスダのお客様、【力を貸してください】。僕一人では本当に小さな力ですが、皆さんの力をあわせれば、とっても大きな力になります。ご理解とお力添えをお願い致します。
牡蠣の安心安全をアピールするイベントなので、採算度外視で、メッチャウマイ牡蠣が、メッチャ安く食べれます。この時期の、『プリップリ』の牡蠣を食べちゃうと、もう他の牡蠣は食べられなくなります。口の中に広がるあのミネラル感…食べた者にしか分からない感覚です。まさに、食材として1級品です。期間も限られているので、お早めにお越しください。
牡蠣小屋の電話番号:080-9757-3585