ご報告

募金のイメージ写真

こんばんは、増田です。

ボンマスダに設置した、東日本大震災の募金の報告です。総額76,250円でした(去年より2倍近い額です!)。一年前、石巻の市役所の担当者に、ボンマスダで集めた募金を、東北の子どもたちのために使って欲しい旨を伝えました。その答えとして、「募金を年齢別に振り分けることは、現状のシステム上不可能である」というものでした。しかし、僕の意向をとても考慮していただき。。。「そういう事でしたら『石巻市社会協議会』に電話してみてください」と、ご提案していただきました。石巻市の子ども食堂を統括している部署だと、説明を受けました。早速お電話して、全て経緯をお話しました。ボンマスダでも子ども食堂をやっていること、お客様からお預かりした募金を子どもたちの未来のために使って欲しいこと、来年以降もずっと続けるのでずっと受け取って欲しいこと──担当の高橋さんという方は、僕の話を最小限の相槌で、聞いてくださいました。少し間をおいて、「増田さん、本当に本当にありがとうございます」と、心のこもった『ありがとう』をいただきました。

そして、今年も石巻市社会協議会にお電話しました。すぐに、担当の高橋さんに代わっていただきました!高橋さんとは、一年ぶりのお電話です。「増田さん、お久しぶりです」──元気な声に、僕も嬉しくなりました。今年もボンマスダのお客様から、募金をお預かりしていることを、お伝えしました。「増田さん、この状況で飲食店さんはとても大変ですよね?なのに募金を頂いてよろしいのでしょうか?」と言われました。「この募金は、ボンマスダのお客様の善意の集まったものです。僕からではありません。東北の子どもたちの未来のために、お役立てください!」──そうお伝え致しました。高橋さんは、何度も何度も「ありがとうございます」と繰り返していました。見えはしませんが、電話の向こうで頭を下げているのが分かりました。細くても『長い』お付き合いを、させていただきたいと思っています。

皆さんからの熱い想い、優しさ、思いやり──必ず届くはずです。高橋さんは、そう思える担当の方です。「困った時はお互い様なんだ」──清水の子どもたちにも、しっかり伝えたいです。今回の募金の際にも、思いもしなかったことが、たくさん起きました。料理教室やランチ、ディナーでご来店されたお客様から、「募金箱はどこにあるの?」と毎日毎日言われました。車や自転車で、時には徒歩で、募金を持ってきてくださった方も、たくさんいました。「増田さんに託します」と、たくさんの方に言っていただきました。AI化が進み、人と人との関わりが希薄になったと言われます。さらにコロナ問題で、人と人が会う機会が減りました。このまま人々の心は、離れてしまうのでしょうか?他人のことなんて知らないよ、となってしまうのでしょうか?僕はそう思いません。まだまだ人情味溢れる人は、たくさんいます。少なくとも、ここ清水には確実にいます。そんなことを感じることが出来た、募金活動でした。

震災地の一日も早い復興と、日本中が、世界中が、平穏な生活に戻ることを切に願います。ご理解、ご協力頂いたメール会員様へ、心よりお礼申し上げます。高橋さんに「また来年も募金を送るためにも、お店を死守します!」と宣言して、お電話を切りました。「ボンマスダのお客様に、くれぐれもよろしくお伝えください」とのことです。