おばあちゃんの深い愛

青空に掛かる虹とハート型の雲

こんばんは、増田です。

先日、大好きなおばあちゃんが、天国へと旅立ちました。僕は小さい頃、おばあちゃん子でした。両親が忙しかったため、おばあちゃんによく遊んでもらいました。この時期は、裏の庭で焚き火をして、焼き芋を作り、よく二人で並んで食べました。僕は、なかなかの問題児でしたので、しょっちゅう親に怒られていました。親は学校に呼び出されたり、さぞかし大変だったと思います。。。学校で怒られ、家で怒られ、一人部屋でふて腐っていると、必ずおばあちゃんは僕の部屋に来ます。そして、毎回セリフは決まっています──「私はあなたの味方だから」──僕の意味不明な言い訳とか、何をしでかしたとか、一切聞きません。その一言だけを言いに来ます。この事は、親も兄弟も知りません。僕とおばあちゃんの秘密でした。

ボンマスダをオープンしてからは、実家に帰る度に「お店は順調?」と、1日に3回くらい聞いてきます(笑)。「うん、順調だよ、何よりお客さんに恵まれているから、本当にいいお客さんばっかりなんだよ」──そう僕が答えると「お客さんに恵まれることが一番だよ、そうかそうか、安心したよ」と、満面の笑みで泣きながら喜んでいました。ボンマスダをオープンした時、一番喜んでくれたのは、おばあちゃんだと思います。腰が曲がり、ヨボヨボになってからは「私がこんなになってまで生きたいと思うのは、あなたをずっと見ていたいから、あなただけが生きる希望の光なんだよ」──昔、おばあちゃんがそっと僕の部屋に来てくれたように、僕がそっと部屋に行くとそう言って、涙を流します。ちょっと大袈裟かもしれませんが、おばあちゃんはそれ程、僕のことが可愛かったんだと思います。

おばあちゃんの訃報の知らせを聞いた時、お店を休もうか、悩みました。頂いているご予約を断り、おばあちゃんの元に行くべきか、真剣に悩みました。もちろんですが、ボンマスダのお客様は、ご理解して頂けたと思います。「おばあちゃんなら何て言うだろう」──僕は、ふと思いました。「お店を開けなさい」──そう言うはずです。僕は“いつも通り”お店を営業することを選びました。僕とおばあちゃんが出した答えです。最高のチームメイトと共に、最高に素敵なお客様をおもてなしする、いつものボンマスダであることが、おばあちゃんへの 鎮魂歌になると思いました。家族や親戚一同の皆様には、大変申し訳ないけど、おばあちゃんは僕の所に来ていました。霊感とか全く無縁ですが、それだけは分かります。それ程、おばあちゃんの僕に対する愛は深いです。きっと僕の後ろで、お客様を一緒にお見送りをしていたと思います。ボンマスダのお客様に、深々と頭を下げていたと思います。そして、お客様の素敵さに驚いたことでしょう!僕は、おばあちゃんの気配を背中に感じつつ、いつも通り営業を終えました。忘れらない日になりました。

僕は、おばあちゃんを安心させるため、今日も明日もキッチンに立ち続けます。ボンマスダのお客様が、さらに笑顔になってくれることを目指して。なんだか目を閉じると、聞こえてきそうです──「私はあなたの味方だから」──頑張れる理由が、また一つ増えました。コツコツと、積み重ねていきます。メール会員様には、引き続き、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します!